家紋や印璽などのデザインを希望されていたため、先にロゴとしてデザインを行いました。
代表作に西洋風ファンタジーのものが多くあるため、西洋の紋章に多い盾の形状に『小説家』『魔法の光』『植物』『本』といったモチーフを詰め込んでいます。
その後、ロゴを使用したオモテ面は箔3版データを分けています。
裏面はロゴをベースに、お名刺同様の情報を入れ込みました。
いずれもデザインにある『本』の用紙部分が白系の色味になるように選ばれていました。
しかしながら、ただの『白系』ではなく、少し色がついているシルキー系の箔が採用されており、よく馴染んでいます。さすが現場のプロ……!と感嘆せざるを得ません。
『家紋や印璽』という前提があったため、ハサミ等で線に沿って切れば型抜きシールにできるように設計しています。
実際に切り落とすときらきらを通り越し、ギラギラのステッカーになります。
前田セレクトの土台、ホログラムゴールドの主張がものすごい。
同時に使われている170レインボーもかなり特徴のある箔なのですが、こうして組み合わさるとパステルっぽく見える視覚の不思議。
メーカー廃盤のポーラライトがコスモテックにはまだあったとのことで、今回太田セレクトの土台として採用されています。
ポーラライトは傾けると違う色が見える偏光系の箔で、通常は青緑系の色味をしています。写真奥、紫系の色に変わった状態でも、赤みのある金や赤の箔と非常によく噛み合っています。さすがプロ。
2024,April-July / goods
以前しおりやお名刺を担当させていただいた作家・中村朱里さまからのご依頼で、シールデザインを担当いたしました。
即売会等で配布されており、お名刺よりも気軽にお手に取ってくださる好評とのことで大変ありがたいです。ご機会がありましたらぜひ!